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●うちな〜の暦

   海の潮や、月の満ち欠け。●
自然のリズムに一番密接した旧暦(月の周期の暦)で、沖縄の行事は行われていきます。
普通は新暦で「盆」や「正月」を祝いますが、沖縄では「盆」は旧暦7/15に行われます。
(「正月」は新暦な家庭、旧暦な家庭、両方祝う欲張りな家庭と、様々ですが)
「盆」の中日の名物でもある「道ジュネー (エイサーの行列が集落内を練り歩く)」は、やはり満月の下でないと気分が出ません。
 沖縄では旧盆などの旧暦の行事に会社を休んで里帰りすることも珍しくなく、そのため普通のカレンダーにも旧暦が書かれている物が多い程です。
 また、旧暦に沿って行われる行事は、亜熱帯の沖縄に季節感をもたらします。
旧暦4月上旬の「小満」は梅雨の季節の始まりで、「芒種」が梅雨明け。そして旧暦11/21の冬至は「トゥンジービーサ」と言って寒さの始まりです。

 旧暦での生活感は、離島や北部など「街」を離れるほど強くなっていきますので、観光などにいらっしゃる時はちょっと調べてみてください。月のリズムを感じながら行事を体感すれば、ちょっと違う「琉球」が見つけられるかもしれません。
おきなわ、味する?ドットコムイメージ月
●一般的な沖縄の行事カレンダー 2007年版
(在沖10年のナイチャー調べです。また、同じ行事でも地域で違ったりするので、
 鵜呑みにはしないでくださいね。何か勘違いしている物を見つけたら教えてください。)
新暦
2007年
旧暦 名称
よみ
解説
1月26日 12月08日

上弦
鬼餅
ムーチー
鬼払いの行事です。月桃やクバの葉に餅を包み蒸して作る鬼餅(ムーチー)を、神棚や仏壇に供え子供の健康と成長を祈ります。もとは邪気を払うお祭だったそうです。
2月11日 12月24日
お願解き
ウガンブトチ
沖縄の古い家や大きい家の台所には必ず「火の神(ヒノカン)」を祀る場所があり、このヒノカンへの祈願を解く日です。祈願を解かれたヒノカンは天に昇り、1月4日に戻って来るそうです。
2月18日 1月01日

新月
旧正月 地域によっては、旧暦の正月の方が盛大な所もありますし、新、旧両方の正月を祝う家庭もあります。朝早く若水(元旦の早朝に男子が拝所の泉や、井戸から初めて汲む水)で、「お水撫で(口をすすいだり、眉間を撫でたり)」をすると若返ると言われています。
(若水伝説↓)

2月19日
〜3月
02日
1月02日
〜13日
生年祝
トシビー
13、25、37、49、61、73、85才の人が生れ年の干支の日(?)に長寿と健康を願って、お祝いをします。
2月21日 1月04日
火の神迎え
ヒノカンウンケ
旧12月24日に昇天したヒノカンを、再び家に迎える日です。ヒノカンは火だけではなく家全体の守り神でもあり、願い事をヒノカンへ祈ると他の神々にその祈りを伝えてくれるとも言われています。
3月03日 1月14日
小正月
ソーグヮチグヮー
塩漬の豚肉や豚骨汁を作って、ご先祖の霊前に供えます。
3月04日
満月
さんしんの日 関西や北海道、そしてハワイにまで広がったイベントです。ラジオの時報に合わせて各地で一斉に「かぎやで風節」を演奏したり、ライブイベントが行われたりと各地で色々な催しがあります。
1月吉日 初お願
ハチウガン
旧暦の一月中の吉日に、家族全員の今年一年の健康を祈願します。
3月05日 1月16日

満月
十六日祭
ミーサー
旧1月16日は「あの世」の正月だそうです。先祖供養のため、親族みんながご馳走を持ち寄り、お墓の前で大宴会が行われます。
3月05日 サンゴの日 WWF(世界自然保護基金)がサン・ゴの語呂合わせと、3月の誕生石がサンゴという事で1996年に制定しました。ビーチクリーンアップ等のサンゴや環境保護を呼びかけるイベントが各地で行われます。
3月09日 1月20日
旧二十日正月 お正月の祝い納めです。田芋煮(ターウムニー)やデークニーイリチー(大根炒め)を作り、仏壇や火の神に供えます。 地域によっては神女たちが歌ったり踊ったりして、豊年祈願を行うそうです。
4月各日 海開き 一番早いのは八重山の3/13です。沖縄本島では3/27の知念村が一番最初に開きます。その他は4/1〜3頃までが多く、各地でいろんなイベントが企画されます。
4月02日 2月15日
二月ウマチー 麦の初穂祭です。
集落のノロ(巫女・普段は商店のオバさんだったりします)を中心に神役が、集落内にある拝所や御嶽と呼ばれる聖地で豊穣や村の安泰と繁栄を祈願する儀式を行います。
4月03日
満月
シーサーの日 「邪気を祓い開運を招くと言われるシーサーの力で、明るい世の中になるようシーサーを壺屋から全国へ向けて発信しましょう」と、「やちむん」シーサーの発祥地、那覇の壺屋から始まりました。
4月05日 2月18日
清明祭
シーミー
旧暦3月の清明の節に行う先祖供養の行事で、4月初旬の親族が集まりやすい週末に行う家庭が多いようです。お墓の前にテントを張り、親族みんなで持ち寄ったご馳走を広げます。そのため沖縄ではどんな小規模な墓でも、シーミー用のスペースだけはちゃんと確保されています。
4月15日 もずくの日 沖縄のもずくは、収穫が3月下旬〜7月上旬です。それで最盛期の4月の第3日曜日を「もずくの日」に制定したそうです。
4月18日 3月02日
サンニンの日
ショウガ科の多年草「月桃」を、沖縄では「サンニン」と呼びます。沖縄では、古くから鬼餅(ムーチー)を包んだりするのに使っていましたが、最近では美容成分でも注目されています。沖縄の呼び名「サンニン」の語呂合わせで、旧暦の3月2日が「サンニンの日」となりました。
4月19日 3月03日
浜下り
ハマウリ
もとは女性たちが旧3月3日に浜辺に行き(浜に下りるハマニウリルハマウリ)潮に手足を浸して不浄を清め、健康を祈願する行事だそうです。しかし、今は大潮の最干時に干潟に出て、皆で潮干狩りをする事がメインになっているような気がします。
4月22日 さとうきびの日 昭和52年に沖縄県糖業振興協会が制定し、それ以来毎年4月の第4日曜日が「さとうきびの日」だそうです。この日には、沖縄の各地の優秀なさとうきびの審査があり、沖縄県さとうきび競作会の表彰式等が行われます。
5月01日 3月15日
三月ウマチー 麦の収穫祭です。最近はあまり行われずノロ等の神役が豊作祈願をする位だそうです。麦ミキ(神酒)を供え、感謝の祈願をします。
5月05日 那覇ハーリー ハーリーは中国から伝わった漁の安全と豊漁を祈願する爬竜船での競漕です。大型の爬竜船を使うのが特徴の那覇のハーリーはゴールデンウィークに開催されるので、ライブや花火等のイベントも催されます。
5月08日 ゴーヤの日 5月8日はゴーヤの日です。語呂合わせと、この頃からゴーヤが市場に出回るため1997年にJA沖縄経済連園芸部が制定しました。
5月12日 アセロラの日 アセロラは、1958年に名護農業試験場に持ち込まれた8本の挿し木から始まり、本部町を中心に栽培されてきました。そして、1999年に初出荷された5月12日を記念して、アセロラの日としたそうです。
5月21日 小満
スーマン
小満が梅雨入り
芒種が梅雨明けと言われます。
6月06日 芒種
ボースー
小満が梅雨入り
芒種が梅雨明けと言われます。
6月18日 5月04日
四日の日
ユッカヌヒー

爬竜船競漕
ハーリー

男の子のお祝いです。健やかな成長を願い、火の神(ヒノカン)や仏壇に沖縄のお菓子(チンピンやポーポー)を供えます。また、この日には海人達の豊漁と安全を祈願した海神祭も行われます。特に糸満市で開催されるハーリー(爬竜船競漕)は盛大で、梅雨明けの風物詩になっています。昔はこのハーリー会場の周りに玩具市が並んだことから、子供たちが年に一度おもちゃを買ってもらえる日だったようです。

6月29日 5月15日
五月ウマチー 豊作を祈顧する稲(3月のは麦です)の初穂祭です。昔は盛大で、琉球国上げての重要な行事だったそうです。
7月01日 県産品奨励月間 県産品の使用奨励の啓発と需要の拡大を図り、本県経済の振興に資することを目的に、産業界、消費者団体及び行政機関で構成する県産品奨励月間実行委員会を設置して、その主管のもとに県産品の使用奨励に関する各種事業及び広報キャンペーンを集中的に実施する事
   ・・・だそうです。
7月14日 6月01日

新月
スク アイゴの稚魚(2〜3cm)で、この時期の大潮に合わせて沿岸部に大群でやってきます。金色にキラキラ輝く群れはとてもキレイですが、スクがやってくると海が時化るので「スク荒れ」とも言われます。塩漬けの「スクガラス」を島とうふの上に載せて食べるのも、沖縄定番の泡盛の肴です。
7月15日 マンゴーの日 7月中旬から下旬が県産マンゴーの最盛期のため、沖縄県農水産物販売促進協議会が2000年に制定しました。
7月28日 6月15日
六月ウマチー 稲の収穫祭です。
稲大祭、ウフウマチーと呼ぶ地域もあるそうです。拝所(御嶽)でノロたちを中心にした儀礼が行われます。また、この日に綱引きを行い勝敗で吉や凶を占ったり、豊作祈願をしたり、綱の一部をお守りにしたりという地域もあります。
6月吉日 豊年祭 稲刈りを終えた時の盛大なお祭りです。
最初に御嶽(拝所)にノロたちが集まり豊作の感謝をします。その次に、来年の豊作を祈願するための祭りが始まります。「ミルクの神様(仏教の弥勒-みろく-が語源らしいです)」を先頭にした行列で、集落の人たちも御嶽に集まり、太鼓の演奏や農作業を真似た踊りなどが行われます。
8月07日 6月25日
六月強飯
ルクグワチカシチー
新米の収穫祝いです。
御強(おこわ)や赤飯ではなく、新米(ミーメー)で白い強飯(カシチー)を炊き、先祖や火の神に収穫の報告と感謝をします。
8月10日 運営者誕生日 ・・・です。
8月25日
〜27日
7月13日

14日

15日
アンガマ 八重山諸島版の盆踊りで、翁(ウシュマイ)と媼嫗(ンミー)と呼ばれる、オジィとオバァの精霊が主役です。「アンガマ」と呼ばれる御面をつけ、裏声で話し、奇声を上げながら歩く2人にクバ笠を被った一行が続き、集落の呼ばれた家々を回ります。それぞれの家では歌や舞をユーモラスに演じ、先祖の様子をコミカルな問答形式で伝えていきます。
8月25日
〜27日
7月13日

14日

15日
旧盆
エイサー
沖縄のお盆は旧暦が本番で、13日をウンケー(お迎え)、14日はナカヌフィー(中日)、15日がウークイ(お送り)と呼ばれます。この時期に、沖縄本島ではエイサーが、八重山ではアンガマが行われます。
沖縄の人は旧盆の時期になると、ご先祖様にウートゥト(手を合わせて拝む事)する為に実家に戻りますので、各集落は同窓会のように賑わいます。また、中日に行われる道ジュネー(青年会の人たちが、集落中をエイサーをしながら練り歩く)は沖縄の風物詩にもなっています。
しかし、この時期にはお店や食堂などが閉まってしまう事が多いので、観光の方は気をつけてくださいね。
9月04日
下弦
古酒の日 泡盛は長期熟成するほど美味しさが増すので、日本酒と違い古酒(クース)が重宝されます。琉球王朝時代には100年を越す物も在ったそうですが、戦火でほとんどが無くなってしまいました。そのため、平和への祈りを込めて「古酒の日」が制定されました。
9月18日 8月08日
88才の祝
トーカチ
八十八歳、米寿のお祝いです。
祝いに来たお客に「斗かき(トカチ)」の形をした、米の入った竹筒を持たせた事から「トーカチ」と呼ばれるようになりました。

斗かき↓
升に盛った米を平らに切る道具。
9月20日 8月10日

上弦
八月強飯
ハチグヮチカシチー
魂を強くすると言われる小豆入りの強飯(赤飯、カシチー)を、仏壇や火の神に供え健康祈願をします。9日〜13日の間は「柴差し(シバサシ)」ともいい、「サン(ススキ等を縛って作ります)」という魔除けを石垣や門、家の四隅や貯蔵庫(冷蔵庫)、そしてトイレ等の大切な場所に置き、魔物が入らないよう御願をします。
9月23日 8月13日
とぅばらーま大会 トゥバラーマは、恋愛や親子の愛などを即興で歌う八重山民謡の事です。畑で働きながら自分の想いを歌にして送ると、彼方から見えない相手が歌を返してくれるというロマンティックな掛け合いの歌です。八重山・石垣地方で開かれるこの大会も、月明かりの下で独唱、または二人の掛け合い形式で叙情歌が歌われる、情緒溢れる行事です。
9月25日 8月15日
八月十五夜 月をまつり、豊年満作を祝う日です。フチャギ(小豆をまぶした丸い餅)を仏壇や火の神にお供えし、綱引きや獅子舞などのムラアシビ(村遊び)が盛大に行われます。1956年にマーロン・ブランドが主演(しかもウチナンチュの役で!)で終戦直後の沖縄を舞台にしたハリウッド映画「八月十五夜の茶屋」という喜劇も作られています。
10月02日 豆腐の日 日本豆腐協会が1993(平成5)年に制定。「とう(10)ふ(2)」の語呂合せです。
10月07日 那覇大綱挽 東西に分かれて、ギネス認定の世界一の大綱を数万人で引き合います。那覇の綱引きは、沖縄各地で行われる豊年祈願や災厄払いのための綱引きとは異なり、イベント性の強いお祭りです。
10月17日 9月07日
カジマヤー祝 トゥシビー(生年祝い)のひとつで、数え年九十七歳の人の長寿を祝います。「この年まで元気でいると童心に帰る」ということで、子供のオモチャの風車を持って集落をパレードします。小さな集落では、町ぐるみのお祝いになります。
11月01日 泡盛の日 沖縄県酒造組合連合会が、泡盛製造の最盛期に入る11月1日を「泡盛に日」と定め、平成元年よりスタートしました。泡盛品評会、泡盛きき酒会などが開催されます。
12月22日 冬至
トゥンジー
冬至雑炊(トゥンジージューシー)を作り仏壇に供え、ご先祖に冬を告げる日です。この頃からトゥンジービーサと言って、寒さが一段と厳しくなります。
-若水伝説-
 むかしむかし、お月様が人間を若くしてあげようとして、天の水を汲みましたが誤ってその水を地上にこぼしてしまいました。こぼした場所に蛇がいて、天の水がかかり脱皮して若返ることが出来ました。
 人々はそれを見て、天の水で手足を洗い若返ったと伝わります。以後、正月の早朝に早く起きた人が若水を汲み、その水で「お水撫で」をすると若返り、今年も健康な一年を過ごせると信じられています。
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